公益社団法人 全国調理師養成施設協会 公益社団法人 全国調理師養成施設協会 公益社団法人 全国調理師養成施設協会

For Students 調理師になるには

調理師ってどんな資格?

調理師は、調理師法という法律(昭和33年法律第147号)に、「調理師の名称を用いて調理の業務に従事することができる者として都道府県知事の免許を受けた者」と定められています。
つまり、「調理師」という名称は、都道府県知事から調理師免許を受けた人だけしか用いることはできません。このことも、調理師法の中に記されています。このように、法律で身分をきちんと定義付けているということは、裏を返せば、「調理師」とは、それだけ社会的に責任の重い職業であることを意味していることになります。つまり、「調理師」を名のる人には、それだけの重要な社会的使命が与えられている、ということができるでしょう。現場で活躍している調理師は、調理に関する確かな知識と技能で、私たちの健康づくりや食生活をサポートしています。

調理師に求められるもの

「調理師」とは、食品を調理することにより人々に食事を提供する職業であり、その社会的使命は、食と人とをつなぐ架け橋のようなものであるといえるでしょう。具体的には、以下のような役割が挙げられます。

  1. バランスがとれた食事を提供することで、人々の健康を維持し増進する。
  2. 安全な食品を見極め、衛生的に調理することで、食の安全性を確保する。
  3. 伝統的調理技術や調理様式などを受け継ぎ、さらに新たな調理法を創造することで、食文化継承の役割を担う。
  4. 食をめぐる環境や食と健康の関係性への理解を深め、それらを人々に伝える"食育"を実践していく。
  5. おいしい食事と空間を提供することで、喜びや心の豊かさを提供する。

技を身につけ、腕を磨くだけでは、これらの使命を果たすことはできません。食品衛生、栄養、調理科学、食文化など、多岐にわたる見識と教養を身につける必要があります。
また、時代の流れとともに、人々が求める食が多様化しています。これらの変化に柔軟に対応していくことも今後重要になってくると思われます。

調理師免許の取得方法って?

調理師免許の取得方法は二つあります。

取得方法1:調理師学校で免許を取る!

調理師学校(最短1年間)に入学する
  • 同じ目標や夢を持つ仲間とともに学べる!
  • 調理技術だけでなく、栄養や衛生、経営など、将来に必要な知識を学べる!
  • 一流料理人をはじめ、各分野の外部講師が行う講義を受けることができる!
  • 学園祭や研修旅行など、たくさんの経験を通じ人間的に成長できる!
  • 横や縦のつながりができ、将来役に立つ人脈が広がる!
卒業と同時に調理師免許を取得
  • 卒業すれば、取得率は100%!
  • さらに、在学時に技術考査を受験・合格すると、専門調理師・調理技能士試験の学科試験が免除!

取得方法2:調理師試験を受ける!

2年以上の実務経験を積む
  • 学費はかからない!
  • 現場の様子を毎日垣間見ることができる!
  • 働きながら、あいた時間に独学で勉強する!
  • 実務経験は、アルバイトであれば、食品衛生法による営業許可を受けた施設で、週当たり4日以上かつ1日6時間以上継続した勤務が必要!

調理師国家試験受験

合格すると調理師免許取得
  • 合格率60%程度!